企業カルチャー評価

リーダーが組織のカルチャー(企業文化)に関する取り組みを進めるにあたって最初に必要となるステップは現状を理解することです。カルチャーを総合的に分析することによって驚くべき結果が出ることがよくあります 。

カルチャーとは全てです。経営幹部はこの認識を持っているかもしれませんが、多くの場合、自分の会社の現在のカルチャーをよく理解していないか、さらに悪いケースでは誤って理解しています。米国企業約700社を対象とした最近の調査では、会社が掲げている企業としての価値観とその会社に対する従業員の認識との間には相関がほとんどない、または全くないことが明らかになっており、多くの企業で大きなギャップがあることは明らかです。ラッセル・レイノルズ・アソシエイツは、経営トップが自社のカルチャーをありのままに正確に理解し、その上で自社にとって最も重要な領域において持続的な変化を実現していくための戦略的で実行可能なプランを打ち出せるよう、必要な支援を提供します。

リスクと機会を管理する

経営陣が自社のカルチャーのありのままの姿を真に理解するためには、ときおり支店や工場を訪れて現場を見て歩くだけでは十分ではありません。また、カルチャーに関する正確さを欠いた調査は、経営陣に誤った安心感を与えてしまい、ある日突然、規制当局による調査が入る、不満が爆発する、あるいは安全や保安上の過失によって社員の心身の健康が脅かされるという事態が起こり、経営陣が不意討ちにあう、ということになりかねません。今や会社にとっての最大の資産は社員です。自社のカルチャーを客観的に、かつ、先を見据えて評価し、リスクと機会に対応していく能力は、企業にとって競争に勝ち、株主、投資家および取締役会の信頼を維持するために必要不可欠です。

信念と行動を通して目指すカルチャーの姿を明示し、実現する

安全に関する規則や倫理についてのガイドラインを従業員は遵守していますか? 従業員は自分たちが会社に認められていると感じていますか? 会社のために働くことに誇りを感じていますか? 経営陣はこれらの質問の答えはもちろんのこと、カルチャーについてもっと多くのことを知り、その上で経営陣が目指すカルチャーの姿についてビジョンを作っていく必要があります。しかし、カルチャーに関するデータは、多くの場合、チームバイアス、外部からの影響、報復に対する恐れなど、正確な調査の妨げになる様々な要素の影響を受けて信頼性を欠くものになっています。最新の調査方法と高度な統計的手法を採用し、「心理的な安全」を強調することにより、調査の正確性を確保し、より包括的で微妙なニュアンスを含んだ、ありのままのカルチャーの姿を捉えることが可能になります。

カルチャーの変革を戦略と整合させる

ラッセル・レイノルズ・アソシエイツは、ダイバーシティとインクルージョンを目に見える形で改善する、競争が激しい労働市場から求める人材を見つけ出す、あるいは合併や買収などの移行期間を乗り越えるなど、様々な戦略上の重要課題にお客様が適切に対応できるよう、的確なデータを提供することに注力しています。カルチャーは絶えず形を変えていくものです。当社では、定期的に評価を行ない、その結果に基づいて適宜対策を実施していくというフィードバックループを作り、継続的な改善を可能にするシステムをお客様に提供します。

変化を起こすための主役に力を与える

カルチャーを変えるうえでリーダーシップほど重要な要素は他にありません。経営のトップから発せられた変化は組織の隅々に広がっていきます。したがって経営陣は、経営陣が目指し、望んでいるカルチャーの姿を常に有言実行の姿勢で示していかなければなりません。当社では、経営陣が自社の企業カルチャーを理解し、受け入れ、カルチャーを改善するための施策を実行するとともに、その過程で得られた知見を経営幹部の採用プロセスに組み入れていくことができるよう、必要な支援を提供します。

90%

2,260億ドル

750%

カルチャーの改善が企業価値の向上に繋がると考えている最高経営責任者(CEO)および最高財務責任者(CFO)の割合

過去5年間でリスクおよび離職に関連して発生したコストのうち職場のカルチャーに起因するコスト

戦略と整合性のある、成熟したカルチャーを持った企業の利益の増加額はカルチャーの醸成がうまく進んでいない企業の利益の増加額の750%に相当

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