一体性に欠けれんけいが取れていない経営陣を再編する

 

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ある消費財企業は、RRAと共に経営チームの改革に取り組んだ結果、経営幹部全員が共通の目標を中心にまとまったチームになることができました。

 


 

リーダシップの課題 

RRAは先般、ある消費財企業が新任CEOの外部招聘の支援をしましたが、この企業ではこの数年でCEOが4度も交代していました。 

新しいCEOは高いポテンシャルを示していましたが、企業の会長は、新しいCEOが引き継ぐ予定の経営チームが一体性に欠け、結束力を持っていない可能性に懸念を抱いていました。 

主な問題は、経営チームが企業全体の視点を持っていなかったことでした。各CxOは個別に自分の職務領域や地域に焦点を当てており、協力がほとんどなかったのです。そして、役割と責任についての明確さの欠如から、全員が異なる方向に気を取られていました。 

会長は、新しいCEOがその役割で成功し、長期的なビジネスの成功を確保する可能性があるならば、これらの問題が解決されなければならないことを(しかも速やかに)理解していました。。

 


 

 

解決策

経営チームはリーダーシップ・プログラムの後、チームの目標と運営モデルを共有し、職務遂行方法を刷新しました。各自の職務と職責、さらにはチームとしてのダイナミクスへの理解を深めた結果、経営陣は結集して業績向上を目指すようになりました。  

また、このプログラムを通じて現行の経営陣が十分な知見をもたない領域が明らかになりました。ビジネスとチームを前進させるため、RRAは新たに3人の経営幹部の採用を支援しました。これらの極めて重要な職務を担う人材が加わったことで、より風通しのよい企業文化が醸成され、CxOの間での率直なフィードバックの交換や専門領域や地域による縦割り組織の解消につながりました。今では、成長に向けて経営チームの態勢は十分に整いました。