経営陣の結束とパフォーマンスを高める

 

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ある大手インフラ企業は3人の新任CxOの採用後、現在そして将来の経営陣の結束とパフォーマンス向上のために、RRAと共に取り組むことを選びました。

 


 

経営トップの挑戦

エグゼクティブ・チームに新たに3人のCxOを迎えた後、CEOはチームの意識を経営陣のパフォーマンスに向けました。同社の業績は好調を維持しており、特に取り組むべき問題があったわけではありませんでした。しかし、世界的なパンデミックによる混乱を受け、CEOは経営チームが正しい方向に進んでおり、各CxOが急速に変化する世界で成功するために必要なものを備えているか確認するべきと考えました。

同時にCEOは、長期的な事業の継続性を確保できるような、将来のリーダーにふさわしい人材のパイプラインを確保する必要があることに気付いていました。企業を取り巻く状況が急速に変化する中、CEOは将来のCxOには現在のCxOとは全く異なるスキルが必要になることを認識しており、それに備えたいと考えていました。

 

RRAのプロセス

次の18ヵ月にわたり、RRAはCxOチームのダイナミクスを向上させ、企業内の将来のリーダーを評価および育成する堅実なサクセッションプロセスを完了しました。

最初のステップは、チームの結束力を高め、共通の目的を持ち、業績を向上させることを目標に、既存の経営陣を見直すことでした。そのためにRRAは、4つの主要領域に焦点を当てた一連のディスカバリーディスカッションとオフサイトを実施しました。

01. チームを再び結び付ける:現行の経営陣と新任CxOの間に信頼と
つながりを築く。

02. チームの連携を築く:チームの憲章、規範、基準を策定する。

03. CxOのリーダー及び先導者としての役割に対する意識を高める:CxOの自己認識を深め、CxOが企業リーダーとして仲間や影響力を持つことについて理解を深める。

04. 文化と戦略を結び付ける:組織文化を定義し、事業戦略に必要な変化を加える。

 


 

チームダイナミクスの微調整が終わると、RRAは各CxOと個別の取り組みを始めました。その目的は、各自が自分自身の強みと改善点を認識し、急速に移り変わる事業環境で一歩先を行くためになすべきことを理解することでした。

これは、各CxOが自分自身とチーム、そして組織のニーズを踏まえ、高度にパーソナライズされた育成プログラムを実施することで達成されました。育成プロセスは各CxOのこれまでのキャリアと将来の希望を掘り下げた上で作成され、今後2年間で重点的に取り組むべき、実行可能な領域を明らかにしました。

プログラムの最終段階は、長期的な継続性と後継の持続的な成功を確保するために、各CxOの役割を担う社内後継者の育成に投資することでした。RRAは同社と共に、経験、リーダーシップ、行動に関する要件など、各CxOが成功するために身に付けるべき特性を示すプロファイルの開発に取り組みました。社内で有望な人材が特定された後、RRAは育成・評価プログラムを実施し、このプロファイルに照らして将来のリーダーを評価しました。

アセスメントプロセスは、詳細なインタビュー、心理測定、360度フィードバックを組み合わせたものです。その鍵となるのが、RRAが独自に開発したLeadership SpanTMです。これは、リーダーがさまざまなビジネス環境にどの程度柔軟に対応できるかを明らかにするものです。たとえば、CxOはリスクをとるべき時と慎重になるべき時を判断できるか。先頭に立って組織を率いると同時に、自身に意識を向け、自身の弱さを認めて他者の意見に耳を傾けることができるか。熱意と直感に従って行動を活発化させるべき時と周囲の人々と連携・協働し、成功に貢献するべき時を判断できるか。

有望後継者候補が各々、将来的に経営陣に加わるために注力するべき強みと改善点について深く理解するに至りました。これにより、ko、企業はより戦略的で体系的なアプローチが可能になりました。後継者計画を策定し、CxOの候補者候補が将来即戦力となるような客観的な洞察が得られるようになりました

 


 

 

解決策

経営チームのパフォーマンスの分析を通じて、時には障害となる、あるいは解決が難しい結果が明らかになることがあります。しかし、同社の経営陣は学ぶ意欲を共有し、個人、チーム、企業としても、成功を確実にするための手段を理解することに熱心でした。。その結果、成長を促進し、戦略を遂行し、自身と後継者の能力向上に意欲がある結束力の強いトップチームが誕生しました。

一方、体系的アプローチを通じて後継者計画を策定することにより、CEOは将来の経営幹部の長期的な潜在能力を正確に見極め、偏りのない豊富な人材プールを形成することができました。初めて、CEOは会社内でのトップパフォーマーの正確な把握ができ、将来に何が起ころうとも、経営陣が準備できていることを確信できました。