Global Leadership Monitor — 日本

日本のリーダーが現在直面している社外からのビジネス上の主な脅威と、それらに対処する準備ができていると感じているかを、当社の半期ごとの調査結果からご紹介いたします。

 

リーダーシップを取り巻く環境が急速に変化する中で、日本のリーダーが現在最も懸念している社外からのビジネス上の脅威は何でしょうか。そして、これらの脅威を乗り越えるために、リーダーはどのように取り組みの優先順位を決めているのでしょうか。

当社が半年ごとに発行しているGlobal Leadership Monitorでは、日本のリーダーが今後12~18か月の間に組織の健全性に影響を及ぼすと考える上位5つの社外要因を明らかにしています。あわせて、そうした差し迫った脅威への対応に、リーダーたちがどの程度備えていると感じているかについても示しています。

 

日本のビジネスリーダーの最大の懸念は人材やスキルの確保

日本では、リーダーの59%が鍵となるスキルを持つ人材の確保を重要な脅威として認識しています。しかし、自社の経営陣がこの脅威に対して十分な準備ができていると考えているリーダーはわずか21%であり、この数字は過去6か月間で15ポイント減少しています。

APAC GLM - Japan

脅威ランキング

上位5つの脅威として選択したリーダーの割合

直近6か月の順位変化

準備が整っている、または非常に準備が整っていると答えたリーダーの割合

直近6か月間の変化

1. 人材やスキルの確保の難しさ

59%

21%

2. 技術の変化

52%

44%

3. 労働力の変化/労働力の変化

45%

27%

4. 不確実な経済成長

42%

15%

5. 為替レートの変動

41%

29%

 

日本のリーダーたちは技術の変化や労働力の変化への十分な備えができていない

技術の変化と労働力の変化は、日本のリーダーにとってますます大きな懸念事項となっています。当社の Global Leadership Monitor によると、リーダーのうち52%が「技術の変化」を、45%が「労働力の変化」(雇用の創出・減少、リスキリング、仕事の期待の変化、新しい雇用モデルなど)を、組織の健全性に対する5大脅威のひとつと見なしています。生成AIの急速な進歩とそれに伴う情報過多により、こうした準備不足の状況はさらに悪化しています。競争力と適応力を維持するため、組織はこうした進化する課題への戦略的な対応を優先する必要があります。

 

経済は依然として大きな脅威

世界的な景気後退の可能性や貿易摩擦の激化を背景に、経済成長の不透明さは世界中のリーダーにとって大きな懸念事項となっています。日本のリーダーの42%がこれを主要な懸念事項と位置付けていますが、この課題への備えができていると感じているのはわずか15%です。 不透明で混乱した環境の中では、 決断力のあるリーダーシップの行動 が、組織に模範を示し、勝ち残る企業と脱落する企業を区別し、「競争における成功」を定義する上で極めて重要です。

 

当社のリーダーシップアドバイザーをご活用いただくメリット

当社のリーダーシップアドバイザーは、変革を牽引するリーダーのチーム構築に長けた専門家です。お客様が自信を持って未来を描けるよう、全力で支援させていただきます。

当社には、変革期にある組織を支援してきた豊富な知見と実績があります。経済の不透明感にどう備えるか、技術の変化にどう対応するか、あるいはリーダーシップチームのエンゲージメントや定着にお悩みであれば、当社のアドバイザーが的確にご支援いたします。

今すぐ当社の専門家にご相談ください

 

 

世界的な調査結果と、お客様の地域・業界・役割に関するデータを確認できる

政策の不確実性が、他の地域に比べ、南北アメリカのリーダーにとってより大きな懸念事項であることをご存じでしたか。あるいは、ヨーロッパでは地政学的リスクが特に強く意識されていることをご存じでしょうか。

地域、国、業界、役割ごとに、どのような脅威が最も注目されているのか、そしてリーダーがそれにどう備えているのかをご確認いただけます。

 

Global Leadership Monitor 2025年上半期 - 世界的調査の主な結果

 

 

日本的調査な結果ダウンロード

 

 

Global Leadership Monitor

 

当社の専門家にご相談ください